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【北日本新聞】 GoTo国技館で朝乃山見たい 割安ツアー県内ファン申し込み続々

2020年11月09日  カテゴリー: 国内日記, トピックス, ニュース

8日に初日を迎える大相撲11月場所(東京・両国国技館)で、大関朝乃山(26)=富山市出身、高砂部屋=を現地で応援しようという動きが県内で広がっている。今場所から観客数の制限が大幅に緩和され、政府の観光支援事業「Go To トラベル」を使った応援ツアーも登場。観戦を予定している人たちからは「朝乃山が優勝できるよう、会場で思いを届けたい」という声が上がる。  新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本相撲協会は3月の春場所を無観客開催とし、5月の夏場所を中止。7月と9月の本場所は観客数の上限を1日当たり2500人として実施した。11月場所はこの上限を、国技館の定員の約半分となる5千人に引き上げた。  10月1日からGoToトラベルに東京発着の旅行が追加されたことも、現地で観戦したいというファンを後押ししている。  日本海ツーリスト(砺波市)は、GoToトラベルの東京の追加や全国の感染状況を踏まえ、1月の初場所以来となる朝乃山応援ツアーの再開を決めた。GoToの利用で旅行代金は最大1万4千円割引になるとあって、6日時点で約90人が申し込み、既に定員に達したプランもある。

 応援ツアーは、感染拡大前は毎場所実施していた人気商品で、担当者は「再開できて良かった。続々と申し込みがあるので、今後は日帰りのツアーを増やすことも検討したい」と話した。  ツアーで初日の取組を観戦するという富山市水橋開発の上野重久さん(70)と妻の真美さん(70)は昨年9月以来の国技館で、「久しぶりで楽しみ。ツアー代も安くて良かった」と喜ぶ。大声での応援は禁止のため、「朝乃山のしこ名を書いたタオルを掲げ、思いを届けたい。初日に勝って勢いづき、優勝してほしい」と語った。  朝乃山は10月下旬の報道各社の電話取材で、「足を運んでくれる人に恥じない相撲を取るのは力士の役目」と気合を入れていた。 (石黒航大、南貴大)